OSS(OCS Inventory NG + GLPI)でIT資産管理

OCS Inventory NGとは

OCS Inventory NGは、オープンソースの(PC系)資産管理ソフト。管理対象にエージェントをインストールし、エージェントからの報告をリスト化する。エージェントの対応OSはWindows、Linux、Mac、Android。SNMPスキャンの機能もあるので、ネットワークに接続しているエージェントに対応していない機器についても、SNMPで得られる情報は取得できる。

たとえば、社内にOCS Inventory NGサーバを立てて、各PCやサーバマシンにエージェントをインストールすれば、そのそれぞれのマシンの詳細情報がこのサーバに蓄積されて行き、どんなマシンにメモリがどれだけ積んでいて、OSのバージョンがいくつで、でどんなソフトをインストールしているかなどを自動で収集し、リスト化などで可視化できるわけですね。

GLPIとは

次にGLPIです。かなり高機能な資産管理ソフトなんですが、管理するPCなどの資産情報を自動収集する機能がありません。全部手動なんです。それを OCS Inventory NG から情報をインポートできるよう、連携プラグインをセットアップ することで、入力も自動になるってわけです。もちろん、OCS Inventory NGのエージェントを入れられない端末や、ルーターなどの機器、予備部品やソフトウェアなどは、手入力です。

上記2つのOSSをいわゆるOSSで構築したWEBサーバ上で動かせば、OSSでIT資産管理システムの完成というわけです。

とまあ、簡単そうに書いていますけれども、社内でActiveDirectory連携している場合とかなんですが、上記のソフトはActive DirectoryやLDAPサーバと連携させることができるので、なんとか(w)結構な手間暇をかけて連携させることができます。また、スコシですけど、インストール時や表示に問題個所があり、コード修正の必要もあります。

が、とにかく、日本語化もほぼできていて、エンタープライズ製品ににも劣らない機能を持っているので、本格的にIT資産管理をお考えの方は、導入を考えてみてはいかがでしょうか?